Rのブログ

ミニマリスト兼会社員兼投資家※FXトレーダーのブログです。

この世界の片隅に

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人間はとても弱い。そして、人間はとても強い。そんなことを教えてくれる映画。

話題作って、話題になるぐらいだから、心に何かを残してくれる作品が多い。

優しいアニメ調で良かったと思う。アニメでさえ、いくつかのシーンでは、ズシリと重くのしかかるものがあった。これが実写だったら、途中で見るのが辛くなったと思う。

今と昔を比較して、良い悪いかの判断ではなく、そういう時代があって、生き方があって、そこで生きていた人達がどんな生き方をしていたのかを知るのは良いことだと思う。

この映画を通して、衣食住の大切さ、ありがたみ、今ではほとんど当たり前のようなことが当たり前じゃない世界では、どんな価値を持つのかを学んだ。

とても短い鉛筆を持って、この長さであと一週間書くことができるかとか。この食材で家族何人、あと何日分を持たすとか。そんなことではほとんど悩まない今なのに、悩んでいる人はたくさんいる。

主人公をはじめ、映画に出てくる人達は、それぞれ大切なものを失っていく。そして、さらに奪われる。それはその人にとって、とても大切なもの。失っても生きなければならない。今日も次の日も。

自分はこの映画を見終わった後、自分の悩みなんて、ちっぽけだなあと思ったけど。ちっぽけな悩みを抱えたまま生きているのは、人間ぽいな。ああ本当に。とちょっと笑ってしまった。

主人公が悩みあがきながらも、今の自分ができることを、精一杯こなしている姿に心打たれた。

そうなってしまったものは仕方ない。その中で、どうするかは、本人次第。もし、個々人に差があるのだとしたら、そこだと思う。

いつか思い出したい感情だと感じたので、映画のレビューとして残してみることにした。